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よくあるご質問

どんな人が治療対象?
「顎変形症(がくへんけいしょう)」という病気であると診断された方が治療対象となります。
治療期間は?
患者さんそれぞれの顎(あご)やかみ合わせの状態に応じて変わりますが矯正歯科治療を含めて、概ね2〜3年程度はかかります。
治療費用は?
下顎(あご)のみの手術では約30〜35万円、上下両方の顎(あご)の手術であれば約40〜50万円。
※あくまでも目安で、治療法・使用材料・入院期間によって変動します。
「顎変形症」という病名に対する手術・入院費は、一部の例外を除き、健康保険が適応されます。また、高額療養費制度の適用が可能です。
手術の前の特別な準備は必要?
患者さまの術前の日常生活としては特に制限はありません。
入院期間は?
特別な場合を除き、手術の前日に入院していただき、平均術後7〜10日目で退院となります。
手術の時間はどれくらいかかるの?
骨の形態や移動する量によって個人差はありますが、下顎(あご)のみの場合は2〜3時間、上下の両顎(あご)の場合は4〜5時間が目安です。
普通の生活に戻るまではどれくらいかかるの?
退院後、2週間から1ヶ月程度で日常生活は普通に戻ります。
社会人の方は、職種によっても異なりますが、退院時には口が開けられるので、肉体的な重労働を除いて、体力が回復すれば、術後2週間程度で復帰することが可能です。
運動ができるまではどれくらいかかるの?
軽い運動は退院後2週間程度から行えます。
ただし、激しい運動や顎を強打するおそれがあるスポーツは、術後2ヶ月間は控えてください。
普通の食事が取れるまではどれくらいかかるの?
おおむね1カ月後には、硬いもの以外は食べられるようになります。
手術の後遺症はどんなのがあるの?
下顎(あご)の手術の最も重篤な障害は、下唇の感覚が一時的に鈍くなることで、この手術を受けた方の約1割に認められます。
上顎(あご)の手術では、頬の感覚が鈍くなること、顔の腫れがなかなか引きにくい方や、鼻の通りが悪くなったと感じられる方もおられます。
後遺症ではないのですが、ご自身の容貌の変化に過度の期待をお持ちだった場合は「思い通りの顔の形にならなかった」と感じられるかもしれません。

本ホームページに関するお問い合わせは下記にお願いいたします。

昭和大学歯科病院
顎顔面口腔外科 診療科長 代田 達夫
TEL: 03-3787-1151(代)